【お知らせ】政策提言調査室勉強会「文化政策・行政の基礎を学ぶ」開催

2019.12.21

ON-PAMの政策提言調査室ではこれまで室で勉強会を重ねてきました。文化庁の「あいちトリエンナーレ2019」への補助金不交付や、芸術文化振興会の助成金交付要綱が「公益性の観点」から助成金交付の取り消しができるように改定されたことなどを受け、補助金、助成金の運用のあり方について様々な立場から議論が起こっています。そこで、補助金や助成金を申請する立場として、今一度文化政策とその政策を遂行する行政の仕組みを学ぶため、ゲストを迎え、また参加者も広く呼びかけて勉強会を開催することにしました。

今回は冒頭、政治と行政とアートのあいだの再設定をテーマに活動しているproject the barb(以下ptb)のメンバーをお招きして、文化政策の基本的な枠組みや歴史、最新の法制度と見直しの状況について、ptbメンバーが政治家向けに行っているレクチャーと同様のものを30分程度で行います。レクチャーの後は、ptbの今後の政治家向け・芸術現場向けのレクチャーに現場の声を反映するため、舞台芸術の現場の視点から、文化政策に関する課題や展望について意見交換を行います。

【開催概要】
日時:2020年1月7日(火)14:00-16:00
会場:渋谷男女平等・ダイバーシティセンター<アイリス>会議室1
(渋谷区桜丘町23-21 渋谷区文化総合センター大和田8階)
レクチャー部分はオンラインでの参加も予定しています。

参加費:無料 ON-PAM会員以外でもお申し込みいただけます。
参加方法:以下のフォームからお申し込みください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/34679514186154

登壇者(project the barbより)南雲由子(アーティスト、板橋区議会議員)、作田知樹(文化政策研究者、実務者)

登壇者プロフィール:
南雲由子
1983年板橋区生まれ。美容師資格取得後、東京芸術大学卒(先端芸術表現科)。東京大学大学院修了(文化資源学)。
アーティストとして2011<新・港村 BankART LifeⅢ>、2009<越後妻有トリエンナーレ>他出展。アーティスト・ラン・スペースtime spot主宰。2015年に板橋区議会議員に立候補し初当選。現在2期目。2歳児子育て中。

作田知樹
Arts & Considerations/行政書士作田事務所代表。京都精華大学非常勤講師。文化政策(文化行政)実務者・研究者。東京都行政書士会/日本文化政策学会/文化資源学会/デジタルアーカイブ学会他会員。上級デジタルアーキビスト。前国際交流基金ロサンゼルス日本文化センター所長代理(副所長)。2004年Arts and Lawを創設し、2014年まで代表。国と自治体の美術館・科学館・芸術祭等での国際展業務、文化機関でのプログラムオフィサー、美大での教職、建築・都市計画関連の雑誌・書籍編集などに従事。著書『クリエイターのためのアートマネジメント常識と法律』等。

主催:舞台芸術制作者オープンネットワーク
共催:project the barb