【レポート】第2回文化政策委員会 文化政策ラボvol.4 -『文化芸術立国中期プラン』から考える、『世界の文化芸術の交流ハブ』とは- 20140622@スパイラルホール

2014年6月22日、東京都港区のスパイラルホールにて、舞台芸術制作者オープンネットワーク[ON-PAM]文化政策委員会の「第2回文化政策委員会・文化政策ラボvol.4が開催されました。下記のとおり活動報告をいたします。

文化芸術立国中期プラン」(2014年3月28日文化庁発表)をテーマに取り上げ、朝11時から夜18時半の間に、「プランの解説」「シンポジウム」「ディスカッション/意見交換」を行う3部構成でした。終了後は希望者のみの懇親会を行い、丸一日の長丁場で内容も非常に充実していました。

■第1部 11:00~12:00 『文化芸術立国中期プランを改めて理解する』

ゲストスピーカー:
新免寛啓(文化庁長官官房政策課・政策調整係長)
堀口昭仁(文化庁長官官房国際課・国際文化交流室振興係長)

司会:
中村茜(株式会社precog/NPO法人ドリフターズ・インターナショナル)

まずは文化庁長官官房政策課の新免寛啓さんのプレゼンテーションから始まりました。題名は「文化の国際交流 2020そして2030へ」。現在の文化政策と、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年、さらにその将来に向けた文化庁の具体的な戦略を簡潔にご紹介くださいました。以下、新免さんのプレゼン内容と質疑応答のまとめです。

第1部の議事録はコチラ→【第1部】ON-PAM20140622@スパイラル

※注:PDFの閲覧・ダウンロードには会員・非会員を問わず特に制限を設けていませんが
配布やリンクなどを行いたい場合は、ON-PAM事務局までご相談下さい。

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2部 13時~16時 シンポジウム『世界の文化芸術の交流のハブ』に向けての実践を探る
~世界のハブをつくるネクストジェネレーション〈次世代を担うリーダーたち〉~

ゲストスピーカー:
橋本裕介(ロームシアター京都/KYOTO EXPERIMENTプログラムディレクター)
横堀ふみ(NPO法人DANCE BOX)
遠藤豊(ルフトツーク)
辛島デイヴィッド(早稲田大学/東京国際文芸フェスティバル)
中西玲人(プロデューサー/アメリカ合衆国大使館)

司会:
中村茜(株式会社precog/NPO法人ドリフターズ・インターナショナル)

 

続いて、『世界の文化芸術の交流のハブ』をテーマにゲストスピーカーそれぞれのプレゼンテーションと
スピーカー同士と会場参加者によるディスカッションが行われました。

第2部の議事録はコチラ→【第2部】ON-PAM20140622@スパイラル

 

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第3部 16:20~18:30 『グループディスカッションと発表』

進行:
奥野将徳(株式会社precog)

グループディスカッション後の最終張り出し「文化庁への意見」まとめ

最後にワールド・カフェ形式によるテーブル移動を含む、参加者のグループディスカッション(4~6名ごと)を行いました。

第1部や第2部を聞くことで感じたことや、第3部で話し合ったことで、感じた意見を
ひとまず提言未満として自由に、まずは意見として書き出し、張り出してみました。

第3部の「張り出した意見」はコチラ→【第3部】ON-PAM20140622@スパイラル 

 

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第2回文化政策委員会・文化政策ラボvol.4  企画運営:中村茜、奥野将徳、寺田貴美子

【所感】(高野しのぶ)
文化庁の方々と直接会って日本の文化芸術について話す、開かれた場に参加できたことに少し興奮を覚えました。
文化庁の方々がほんの数年で異動されることは私も知っていました。人材育成に時間がかかることは歴史的に証明されています(例:伝統芸能など)。引き継ぎが円滑に行われる仕組みを作っていただきたいと強く思いました。
新免さんと堀口さんは現場で活動をしているON-PAM会員と直接対話・交流してくださいました。
文化庁職員の人数は非常に少なくて、皆さんは毎日、激務に追われているようです。お休みの日の貴重な時間を割いてくださったことに心から感謝申し上げます。

【所管】(川口聡)
当初、文化庁の「文化芸術立国中期プラン」を見たとき、「文化のハブになる」という言葉に「ハブ=中心となって交流を行う支配的なイメージ」を持ち違和感を持ちましたが文化庁から来られたお二人のお話、現在、各方面でハブとして活動されている登壇者のお話、ON-PAMに参加する制作者とのディスカッションを通じて、ハブのイメージを「複数のすでにあるハブが繋がり合ってネットワークを構築していく水平的なイメージ」に自身の中で変換できたことが、貴重な会となりました。
同時に中西さんが指摘された雇用の問題は重要だと思います。「少なくとも文化だけで食べていける仕組みがなければ絵に描いた餅。文化を職業にしたい人がどうやって生きるのかを盛り込んでほしかった」という点について、ON-PAMとしても考えていく必要があるのではないかと思います。今日のお話を伺って文化庁の方々も大きく幅広い政策目標を具体的なプランとして実施していくことを模索しているのだと思いました。今後も相互に情報交換を行い、連携できればと思います。

レポート・了

(レポート文責:高野しのぶ(現代演劇ウォッチャー/しのぶの演劇レビュー」主宰)/川口聡(Next(ネビュラエクストラサポート))

 

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