ON-PAMでは過去2回、会員提案企画として、福祉分野と舞台芸術をつなぐプロジェクトに携わるメンバーによる情報交換会を開催しました。その会の中では、障害のある⼈との芸術活動、情報のアクセシビリティ、⼦供とのプロジェクト等、メンバーが持ち寄った様々なトピックをもとに事例や課題が話されてきました。第3回となる今回は、初となる関⻄での開催です。今回は通常の会と趣を変え、ゲストをお招きするとともに、会員以外の⽅も参加可能な場を設けたいと思います。
ゲストとしてお越しいただくのは、研究者であり、かつ様々なアートプロジェクトの場で活躍されている、九州⼤学芸術⼯学研究院の⻑津結⼀郎⽒さんです。⻑津さんは 2018年に発表した書籍「舞台の上の障害者」の中で、障害のある⼈が参加する舞台芸術活動の現場において⽣じる関係性を、「共犯性」という概念で表現されました。この「共犯性」という概念には、「共同性」という⾔葉だけでは零れ落ちてしまう様々な要素が含まれており、多様な個性を持った⼈々とともに作品を作る舞台芸術関係者にとって、指針となる考えが多く含まれていると思います。今回の情報交換会は、この「共犯性」ということに重点をおき、⻑津さんからお話を伺いたいと思います。また、参加者の⽅々の事例も、可能な範囲で共有することができればと思います。
会員だけではなく、⾮会員の⽅の参加も⼤歓迎です。ご参加を⼼より、お待ちしております!
概要
⽇時:3⽉1⽇(⽇)18:30-20:30
場所:ロームシアター京都 会議室(京都市左京区岡崎最勝寺町13)
対象者:福祉と舞台芸術をつなぐ活動をしている(または関⼼のある)舞台芸術関係者、福祉関係者
※ON-PAM 会員以外の⽅も参加可能です
参加費:500 円
アクセシビリティ:
①Zoom によるオンライン参加可能(ON-PAM 会員のみ)
②UD トークによる⽂字情報配信
ゲスト
⻑津 結⼀郎
九州⼤学⼤学院芸術⼯学研究院助教。博⼠(学術・東京藝術⼤学)。アーツ・マネジメント、⽂化政策学、芸術社会学などをベースとし、障害のある⼈などの多様な背景を持つ⼈々の表現活 動に着⽬した研究を⾏なう。また近年は、芸術活動の担い⼿育成や市⺠創作ワークショップをフィールドとして、芸術⽂化の持つ役割についての考察を 深めている。
お申し込み
フォームよりお申し込みください。
主催:藤原顕太(舞台芸術制作者)
協⼒:舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)
舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)について
アーティスト・芸術団体と観客の間を繋ぐ仕事に携わる⼈たちによる会員制ネットワーク。約 150 名の会員(団体会員を含む)が参加し、舞台芸術団体・劇場・中間⽀援組織・フリーランス等で働く多様なメンバーによって構成されている。国内外でミーティングやシンポジウムの場を開催するほか、政策提⾔とその調査についての活動や、会員提案による企画を年間を通じて実施している。