ON-PAM | 特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク

ON-PAM 春の委員会 2020 オンライン 開催

3月から延期をしておりました春の委員会は、以下の通り、オンラインにて開催することにいたしました。
皆さまのご参加お待ちしております。

ON-PAM 春の委員会2020 オンライン
困難な時代を乗り越えるために

ON-PAM(舞台芸術制作者オープンネットワーク)は、昨年に引き続き、「春の委員会」と「秋の委員会」を開催します。新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、今年は特定の開催場所を設けない形式で実施します。春のテーマについては、昨年の内容も引き継ぎながら、コロナ禍にある現在の状況を踏まえ、芸術文化とそれを取り巻く社会動向を知り、そしてヴィジョンを語る場を皆さんとシェアしたいと思います。

日程 6月6日(土)
開始時刻 12:00 – 18:00
開催方法 ZOOM
参加方法 会員:無料 非会員:500円(①〜⑤の全てのプログラム参加可能)
※ ①〜⑤の全てのプログラムに対して、アクセシビリティの観点から字幕を付けさせていただきます。

お申し込み
https://spring2020.peatix.com/
※お申し込みいただいた方にのみZOOMアドレスをお知らせしますので、会員の方もお申し込みください。

タイムテーブル

12:00-12:40 ①キーノートセッション「ポスト・コロナ時代の国際交流を考えるPart1」
世界各地の舞台芸術への影響について情報共有を行い、「交流」そのものについて考え直すきっかけになったこの事態を受け、これからの「国際交流」について議論します。

13:00-13:40 ②勉強会 自治体の文化政策を知る vol.3札幌市
札幌国際芸術祭や札幌文化芸術劇場 hitaruの開館など、近年目覚ましい活動を進める札幌市の文化政策を知るとともに、いち早く独自の「緊急事態宣言」を打ち出した北海道の状況についてもうかがいます。

14:00-14:40 ③勉強会 舞台芸術の映像配信について
「くものうえ⇅せかい演劇祭2020」の実施のプロセスや具体的な方法についてお話しいただきます。

15:00-15:40 ④政策提言調査室 契約WGの報告
相次ぐ公演キャンセル対応や、今後もキャンセルが想定される中で事前に結ぶ契約の具体的ガイドライン案、そこで話し合われた課題や問題になったことをお話しいただきます。

16:00-16:40 ⑤キーノートセッション「ポスト・コロナ時代の国際交流を考えるPart2」

17:00-18:00 フリータイム

スピーカー
①キーノートセッション「ポスト・コロナ時代の国際交流を考える」
吉田恭子(U.S./Japan Cultural Trade Network エグゼクティブディレクター/アメリカ)
日米カルチュラル・トレード・ネットワーク(CTN)エグゼクティブ・ディレクター.ワコールアートセンター開設時のスパイラルホール担当スタッフとして6年間勤務。91年に渡米し、ニューヨーク市立大学ブルックリン・カレッジ(CUNY)でパフォーミング・アーツ・マネージメントの修士を取得。ロサンジェルスの日米文化会館(JACCC)に6年間勤務した後、2002年よりミネソタ州ミネアポリス市のアーツ・ミッドウェストにて、日米カルチュラル・トレード・ネットワーク(CTN)のプロジェクト・ディレクターを4年間務める。06年にサンフランシスコに移動。翌年、CTNを独立非営利団体として法人化。以降、地元ではサンフランシスコ国際芸術祭のシニア・プログラム・アドバイザーと理事としてCTNとの共催で、日本人アーティストの招聘と上演事業を行う。合わせて、2011年~2018年までナショナル・パフォーマンス・ネットワークの日米プロジェクトの年間コンサルタントも務めた。これまでに約200人の日米のプレゼンターやアーティストの視察団を企画、引率してきた。本年(2020年)1月より、シアター・オブ・ユウゲンと付属の小劇場NOHSpace(62席)のコ・ディレクターも兼任する。戯曲翻訳(日本語/英語)も手がける。京都市生まれ。

新田幸生(インディペンデント・プロデューサー /日本・台湾)
日本生まれ台湾育ちのプロデューサー。国立台北芸術大学大学院アートマネジメント修士課程卒業。フリーの舞台制作者として、演劇とダンスの舞台制作やフェスティバルの制作に関わり、台北を中心に日本やアジアとの国際交流を深めるプロジェクトを数多く手がける。現在は台湾のShakespeare’s Wild Sisters Group、Huang Yi Studio+などのプロデューサー、TPAM – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜でExchangeプログラムの担当を務めている

コ・ジュヨン(インディペンデント・プロデューサー/韓国)
舞台芸術プロデューサー。いくつかの舞台芸術祭を経て、韓国アーツマネジメント・サービスで働き(2006〜2012)、その後インディペンデント・プロデューサーとして主に韓国と日本のアーティストたちと様々な企画を立ち上げ制作。劇場公演はもちろん、オルタナティヴなスペースや屋外の環境、コンテキストを活かすサイト・スペシフィックなプロジェクトや作品作りに注力し、今語られるべきテーマや舞台芸術ならではの形式と作り方にこだわっている。

司会:丸岡ひろみ(PARC – 国際舞台芸術交流センター)
PARC – 国際舞台芸術交流センター 理事長、TPAM – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 ディレクター、2003年、ポストメインストリーム・パフォーミング・アーツ・フェスティバル(PPAF)を創設、PME-ART、フォースド・エンタテインメント、メゾンダールボネマ、ホテル・モダンなどを日本に紹介する。TPAMと併設してIETMアジア・サテライト・ミーティング(2008、2011年)、アジアの制作者を集めた「舞台芸術制作者ネットワーク会議」(2009年)を開催。2012年にはフェスティバル「サウンド・ライブ・トーキョー」創設。ON-PAM副理事長。

②勉強会 自治体の文化政策を知る vol.3札幌市
石井正治(公益財団法人札幌市芸術文化財団/札幌市民交流プラザ・館長)
H25年札幌市文化部国際芸術祭担当課長。H28.年札幌市文化部文化振興課長から札幌市芸術文化財団に派遣。H29年市民交流プラザ開設準備室長、H30年より現職。

③勉強会 舞台芸術の映像配信について
丹治陽(SPAC-静岡県舞台芸術センター 制作部 副主任)
1982年生まれ。2006年よりSPAC制作部に所属。2007年以降は、芸術総監督・宮城聰のもと、SPAC作品制作や人材育成事業の立ち上げを経て、現在は、営業・ウェブチーフ、「ふじのくに⇄せかい演劇祭」の制作統括などを担当しながら、副主任として制作部内の人事調整に取り組んでいる。2015年、文化庁在外研修制度を活用し英国グラスゴーのCitizens Theatreにて研修。静岡県立大学非常勤講師。

④政策提言調査室 契約WGの報告
高萩宏(東京芸術劇場・副館長)
東京大学文学部卒業後、コロンビア大学大学院、アーツ・アドミニストレーション学科中途退学。劇団夢の遊眠社創立メンバー。1989年の退団後、英国での「ジャパン・フェスティバル1991」をはじめ、「東京演劇フェア」、「東京国際芸術祭」などの運営に携わる。パナソニック・グローブ座支配人、世田谷パブリックシアター製作部長を経て、2008年4月より東京芸術劇場副館長。主な著作に『僕と演劇と夢の遊眠社』(2009年)。

矢作勝義(穂の国とよはし芸術劇場PLAT・芸術文化プロデューサー)
東京都立大学在学中から演劇活動開始。卒業後、劇団活動を経て、1998年4月より世田谷パブリックシアターにて劇場勤務を始める。広報、施設管理、主催事業企画制作、舞台技術部庶務、学芸・教育普及事業などの業務を担当。2012年3月同劇場退職。4月より『穂の国とよはし芸術劇場PLAT』開設準備のため事業制作チーフに就任、現在は芸術文化プロデューサー。2019年2月より劇場、音楽堂等連絡協議会会長。

伊藤達哉(ゴーチブラザーズ・プロデューサー)
有限会社ゴーチ・ブラザーズ 代表取締役。早稲田大学在学中に劇団の制作として演劇活動を開始。2004年に劇団の制作部を法人化、有限会社ゴーチ・ブラザーズを設立し、所属する松居大悟、中屋敷法仁、谷賢一、北尾亘といったクリエイターの創作活動を支える。コロナ禍において急遽結成された「緊急事態舞台芸術ネットワーク」にて事務局長を務める。日本劇団協議会理事、日本2.5次元ミュージカル協会理事、ON-PAM理事。

司会:武田知也(さいたま国際芸術祭・キュレーター)
大学卒業後、NPO法人アートネットワーク・ジャパンに勤務。2008年の「フェスティバル/トーキョー」立ち上げから2013年まで運営・制作に携わる。2014年よりロームシアター京都の事業・企画を担当。「KYOTO EXPERIMENT」「搬入プロジェクト―京都・岡崎計画―」、「CIRCULATION KYOTO」などの制作、プロデュースに携わる。2018年からはフリーランスとして活動し、「さいたま国際芸術祭2020」キュレーターなどを務める。

⑤キーノートセッション「ポスト・コロナ時代の国際交流を考える」
林立騎(クンストラーハウス・ムーゾントゥルム/ドイツ)
ドイツ・フランクフルト市の公立劇場キュンストラーハウス・ムーゾントゥルム企画学芸員(ドラマトゥルク)。翻訳者、演劇研究者。おもに戯曲や演劇理論を翻訳。東日本大震災と原発事故を受けて書かれたイェリネク『光のない。』三部作の翻訳で第5回小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞。2005年より高山明の演劇ユニットPort Bに、2014年より相馬千秋のNPO法人芸術公社に参加。2014-17年東京藝術大学「geidaiRAM」ディレクター、2017-19年ロームシアター京都リサーチャー、2017-19年沖縄県文化振興会プログラムオフィサー。

中村茜(プリコグ)
現代演劇、コンテンポラリーダンスのアーティストやカンパニーの国内外の活動のプロデュース、サイトスペシフィックなフェスティバルや、領域横断的な人材育成事業などを手掛ける。ST横浜のプログラムディレクター(2004~2008年)を経て、2006年、株式会社プリコグを立ち上げ、08年より同社代表取締役。チェルフィッチュ・岡田利規、ニブロール・矢内原美邦、等の国内外の活動をプロデュース。2009 年NPO 法人ドリフターズ・インターナショナルを設立。2011~15年日本大学芸術学部非常勤講師。ON-PAM理事。これまで、国際交流基金アジアセンター、ブリティッシュ・カウンシル、KAAT/神奈川芸術劇場、東京都や、大分県・国東市および豊後高田市などとの協働実績を持つ。 2019年は、日本財団主催の障害・性・世代・⾔語・国籍などを超えることを目指す「超ダイバーシティ芸術祭」True Colors Festivalの運営事務局を担うなど、活動の幅を広げている。

橋本裕介(ロームシアター京都)
1976年、福岡生まれ。京都大学在学中の1997年より演劇活動を開始、2003年橋本制作事務所を設立後、京都芸術センター事業「演劇計画」など、現代演劇、コンテンポラリーダンスの企画・制作を手がける。2010年よりKYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭を企画、プログラムディレクターを務める。2014年1月よりロームシアター京都勤務、プログラムディレクター。ON-PAM理事(2013年-2019年3月まで理事長)

司会:丸岡ひろみ