ON-PAM | 特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク

ON-PAMシンポジウム開催します (オンライン)

TPAM エクスチェンジ ON-PAMシンポジウム
シンポジウム1「芸術文化予算配分の効率性とは?」
シンポジウム2「コロナ禍におけるネットワーク組織の役割について」

日時:
2021年2月12日(金)19:00-21:00(シンポジウム1)
2021年2月13日(土)19:00-21:00(シンポジウム2)
開催方法:オンライン
参加費:¥500
※TPAMプロフェッショナルご登録者は無料
参加方法:Peatixのページからお申込みください
TPAMご登録者は「TPAMマイページ」から視聴リンクにアクセスできます。
通訳:日本語/英語同時通訳あり
アクセシビリティ:日本語のみ字幕あり

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2月12日(金)19:00-21:00
シンポジウム1:「芸術文化予算配分の効率性とは?」

ON-PAM(舞台芸制作者オープンネットワーク)では、2020年度を通じて「国の自治体への文化芸術予算配分の効率性についての新たな指標に向けて」と題した調査研究事業を行っている。研究に当たっては、自治体向けの文化庁補助事業「文化芸術創造拠点形成事業」採択団体を対象に調査を行った。本シンポジウムでは、調査研究の最終段階として、採択事業に実際に携わった経験のあるプロデューサーやキュレーターを招き、事業遂行と国の補助金の関係について課題や展望を述べていただく。

モデレーター:綿江彰禅(一般社団法人芸術と創造)

報告者:橋本裕介(ON-PAM本調査研究事業担当理事)
パネリスト:岸本匡史(公益財団法人としま未来文化財団)
武田知也(さいたま国際芸術祭2020キュレーター/舞台芸術プロデューサー)
矢作勝義(公益財団法人豊橋市文化振興財団)、山本麻友美(京都芸術センター)

助成:セゾン文化財団

2月13日(土)19:00-21:00
シンポジウム2:「コロナ禍におけるネットワーク組織の役割について」

社会包摂性、多様性、 環境負荷などの観点から舞台芸術の国際ツアーのあり方を根本から 考えなすためのプロジェクトPERFORM EUROPEが、IETMinternational network for contemporary performing arts)European Festivals AssociationCircostrada Network European Dancehouse NetworkIDEA Consultという複数のネットワーク組織の共同で創設された。欧州委員会とEUの文化振興策Creative Europeから250万ユーロ(約3億円)の資金が投入されたプロジェクトである。IETMの事務局長を招き、PERFORM EUROPEをはじめとした文化政策やコロナ禍におけるアドボカシー活動やネットワークの役割について、ともに考えるシンポジウム。

ゲスト・スピーカー:Ása Richardsdóttir(IETM事務局長)
聞き手:塚口麻里子(ON-PAM理事長兼事務局 長)

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登壇者プロフィール

綿江彰禅(わたえ・あきよし)
2006年名古屋大学大学院経済学研究科修了。
2006年に(株)野村総合研究所に入社し、官民のマーケティングや組織設計に関するコンサルティングに従事。2014年慶應義塾大学大学院文学研究科修了、2016年(株)野村総合研究所を退職し独立。現在、一般社団法人芸術と創造代表理事。
政府や地方自治体を対象とした文化政策・産業政策および文化団体の運営に関するコンサルティングを行う。これまでの担当事業は50を超える。詳細はhttp://www.pac.asia/watae.html参照。

写真:ルシール・レイボーズ

橋本裕介(はしもと・ゆうすけ)
1976年、福岡生まれ。京都大学在学中の1997年より演劇活動を開始、2003年橋本制作事務所を設立後、京都芸術センター事業「演劇計画」など、現代演劇、コンテンポラリーダンスの企画・制作を手がける。2010年よりKYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭を企画、2019年までプログラムディレクターを務める。2013年2月から2019年3月まで舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事長。2014年1月よりロームシアター京都勤務、プログラムディレクター。

岸本匡史(きしもと・まさし)
公益財団法人としま未来文化財団 としま区民センター・野外劇場運営課長
1991年より劇団一跡二跳にて制作を担当。公演、国内ツアーを中心に解散まで担当。2012年より豊島区立の劇場「あうるすぽっと」にて舞台、展示、WSなど企画制作、障害のある方との共同制作、劇場でのアクセシビリティなど手がける。2019年より東アジア文化都市2019豊島を担当、日英バングラデシュの障害者による共同制作プロジェクトの企画など行う。現在としま区民センターとGLOBAL RING THEATREの運営管理を行いながらSDGsの視点を持って、芸術と福祉の連携を進めている。
特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事
特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)理事
Open Arts Networkメンバー

武田知也(たけだ・ともや)
1983年横浜市生まれ。舞台芸術プロデューサー。2006年~14年までNPO法人アートネットワーク・ジャパン所属。08年から国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」の立ち上げに事務局スタッフとして関わり、11年~13年に制作統括。14年冬~ロームシアター京都開設準備室。同劇場で事業・企画を担当。18年4月~20年までフリーランスとしてロームシアター京都の事業・企画担当、「さいたま国際芸術祭2020」キュレーターなど。

矢作勝義(やはぎ・まさよし):パネリスト
1965年生まれ。東京都出身。大学在学中から演劇活動開始。学生時代の仲間との劇団活動を経て、1998年4月より世田谷パブリックシアター(公益財団法人せたがや文化財団)にて劇場勤務。2012年4月より『穂の国とよはし芸術劇場』(2013年4月30日開館)開設準備のため公益財団法人豊橋文化振興財団事業制作チーフに就任。2015年4月より芸術文化プロデューサーを拝命。2019年2月より劇場、音楽堂等連絡協議会会長を務める。

photo:前谷開

山本麻友美(やまもと・まゆみ):パネリスト
京都芸術センター チーフプログラムディレクター
新しい創造活動を支援する京都芸術センターの事業全体を統括する。近年の主なキュレイションに東アジア文化都市2017京都「アジア回廊 現代美術展」、「ニューミューテーション#3 菊池和晃・黒川岳・柳瀬安里」等。研究者・制作者等で構成される「新しい文化政策プロジェクト」プロジェクトメンバー。2020年、コロナ禍で取り組んだ京都市文化芸術緊急奨励金、京都市文化芸術総合相談窓口の立上げ・運営、文化庁継続支援事業のための「無所属系作家確認証発行連合体」の事務局長を務めた。

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Ása Richardsdóttir

パフォーミングアーツ最大の国際ネットワーク、IETMの事務局長 (www.ietm.org)。
パフォーミングアーツ、文化、学術、銀行、政治の分野で多岐に渡りキャリアを積む。この25年間でRÚV Icelandのテレビレポーター、Kaffileikhusid劇場の創設、Iceland Dance Company の代表、Performing Arts Iceland Projectの代表、ICE HOT Reykjavík Nordic Dance Platform and Wilderness Danceのリーダー, Keðja Dance Network の創設者、複数のアートプロジェクトや国際共同制作のプロデューサーとして活動。Ásaは政治的にも活発で2014年から2018年にはアイスランド社会民主党の市議会議員を務め、政治、財政、芸術のいくつかの理事会の理事長も務める。芸術家とプロデューサー向けのガイド It Starts witha Conversation の共著者。

塚口麻里子
舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事長兼事務局長
2006年~17年 PARC – TPAM in Yokohama。舞台芸術制作者オープンネットワークの設立に参加し、2013年より常務理事兼事務局長として従事。2019年4月より現職。2009年文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてエジンバラ、 ロンドンに滞在。