令和6年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業
舞台公演記録のアーカイブ化のためのモデル形成事業
ドーナツ・プロジェクト2024 発展編
連続講座 全10回
今年度の講座は、昨年度実施した「実践編」の講座内容からそれぞれのテーマをさらに深めながら、ワークやディスカッションなどを用いたより実践的な内容を目指します。
▼▼ 追加募集決定!▼▼ ご好評につき、【会場受講】【アーカイブ受講】ともに追加募集が決定しました!(7/23(火)〜) <先着順>で定員に達し次第受付を終了いたしますので、前回お申し込みが間に合わなかった!という方はお早めにお申し込みください。
◇対象
- 演劇、舞踊、伝統芸能などの舞台芸術に携わっている方(アーティスト、制作者、劇団・公演団体・劇場スタッフなど)
- 大学で舞台芸術や映像、アートマネジメントを学ぶ/学んだ学生
- 舞台芸術の研究者、各種文化施設の学芸員、キュレーター、アーキビスト等
- アーカイブって何? どうやって記録を残していけばいいの? 著作権って何? と思う方 など
◇講座日程
2024年8月22日(木)、8月30日(金)、9月9日(月)
◇会場
早稲田大学 早稲田キャンパス(東京都新宿区西早稲田1丁目6‐1)
◇定員
【会場での受講】講座6回+ワークショップ4回+アーカイブ動画視聴:25名 →数枠のみ先着順にて追加募集決定*申込み多数の場合は抽選、7月23日(火)受講者確定通知予定
【アーカイブ動画での受講】講座6回+ワークショップ4回分の抜粋:50名 →増枠
◇アーカイブ視聴方法
お申込み時にご入力いただくアドレス宛に、メールで動画視聴リンクを送付いたします。
視聴期間:動画公開後から2025年1月31日(金)17:00まで
*アーカイブ動画は、各講座終了から2~3週間後に公開いたします。
*アーカイブ動画は日本語字幕付きで配信いたします。
◇受講料
【会場での受講】講座6回+ワークショップ4回+アーカイブ動画視聴:7,000円(税込)
*前年度受講者割引 6,000円(税込)
【アーカイブ動画での受講】講座6回+ワークショップ4回分の抜粋:6,000円(税込)
*前年度受講者割引: 5,000円(税込)
*前年度受講者割引は2023年度受講者のみ対象となります。*会場での受講に申し込まれる方は、受講者確定通知後に受講料をお支払いいただきます。→ 追加募集では申込時に受講料をお支払いいただきます。
*受講キャンセル、ならびにお支払いいただいた受講料の返金はお受けいたしかねますので、ご了承ください。
*初めて受講される方もご安心ください! 今年度初参加の方には、2022・2023年度の講座をまとめた『DONUTS BOOK基礎編』『DONUTS BOOK実践編』データ版をご提供いたします。
◇募集期間
【会場での受講】2024年6月26日(水) 12:00 〜 7月19日(金) 17:00→ 8月6日(火) 17:00まで(先着順/定員に達し次第受付終了)*抽選の場合7月23日(火)受講者確定通知予定
【アーカイブ動画での受講】2024年6月26日(水) 12:00 〜 7月19日(金) 17:00→ 9月2日(月) 17:00まで(先着順/定員に達し次第受付終了)
◇申込方法
【会場での受講】申し込みフォーム:https://donuts2024-re.peatix.com
【アーカイブ動画での受講】申し込みフォーム:https://donuts2024archive.peatix.com
◇その他
- 会場で受講いただく方には、一日目の講座と二日目の講座が終わった時点で課題をお出しします。その課題をもとに講座・ワークショップを進めます。
- すべての講座とワークショップを会場で受講した方に本講座の修了証を授与します。
- 全受講生に講座内容をまとめた『DONUTS BOOK発展編』を配布します(2025年2月頃予定)。
◇講座詳細
8月22日(木)
理論編「舞台芸術アーカイブの基礎」
10:00〜10:30
演劇博物館より挨拶
ドーナツ・プロジェクト趣旨説明
10:30〜11:30 (1コマ目)
舞台芸術とアーカイブ ― 演劇にとって記憶とは何か?
講師:吉見俊哉(國學院大學教授)
11:45〜12:45 (2コマ目)
アーカイブガイドブックについて解説
講師:本間友(慶應義塾大学ミュージアム・コモンズ専任講師)
実践編①「プロセスとしての舞台芸術アーカイブ」
13:45〜14:45 (3コマ目)
劇場におけるプロセスとしての舞台芸術アーカイブ
講師:滝口健(世田谷パブリックシアター劇場部長)
8月30日(金)
技術編「著作権と契約」
10:00〜11:00(4コマ目)
舞台と配信の著作権の基礎・契約処理について
講師:福井健策(弁護士・ニューヨーク州弁護士 骨董通り法律事務所代表パートナー、一般社団法人EPAD代表理事、緊急事態舞台芸術ネットワーク常任理事)
11:15〜12:15(5コマ目)
舞台と配信の著作権の基礎・契約処理について
講師:田島佑規(弁護士 骨董通り法律事務所、EPAD権利処理チーフ、緊急事態舞台芸術ネットワーク事務局)
実践編②「プロセスとしての舞台芸術アーカイブ」
13:15〜14:15(6コマ目)
プロジェクトにおけるプロセスとしての舞台芸術アーカイブ
講師:松井周(劇作家・演出家、劇団サンプル主宰)
ワークショップ①「自立的なアーカイブ活動のためのワークショップ」
14:30〜15:50(7コマ目) <80分>
アーカイブ計画のロールプレイングワークショップ
アドバイザー:三好佐智子(有限会社quinada 、一般社団法人EPAD理事)
ファシリテーター:NPO法人 演劇百貨店
9月9日(月)
ワークショップ②「自立的なアーカイブ活動のためのワークショップ」
13:00〜17:00(8,9,10コマ目)
アーカイブ計画のロールプレイングワークショップ
アドバイザー:三好佐智子(有限会社quinada 、一般社団法人EPAD理事)
ファシリテーター:NPO法人 演劇百貨店
*途中休憩あり。
*ワークショップ終了後の修了証の授与を含みます。
◎今回、アドバイザーとして本間友さんに、連続講座の一部内容とワークショップにご協力いただきました。
◇講師紹介(登壇順)
吉見俊哉(國學院大學教授)
デジタルアーカイブ学会会長。1957年、東京生まれ。社会学・文化研究。集まりの場のドラマ形成を考えるところから近現代日本の大衆文化と文化政治を探求、日本のカルチュラル・スタディーズを先導した。主な著書に、『都市のドラマトゥルギー』『博覧会の政治学』『親米と反米』『ポスト戦後社会』『大学とは何か』『夢の原子力』『アメリカの越え方』『視覚都市の地政学』『平成時代』『アフター・カルチュラル・スタディーズ』『五輪と戦後』『東京裏返し』などがある。
本間友(慶應義塾大学ミュージアム・コモンズ専任講師)
慶應義塾大学大学院(美学美術史学)修了後、同大学アート・センターにてアーカイヴの運営、展覧会の企画、地域連携プロジェクトの立案を行う。2018年より慶應義塾ミュージアム・コモンズの立ち上げと運営に携わる。現在アート・アーカイヴ、ドキュメンテーション、学術情報の文化イベントを通じたディストリビューションに焦点を当てた研究と実践を行っている。
滝口健(世田谷パブリックシアター劇場部長)
ドラマトゥルク、翻訳者。PhD。1999年から2016年までマレーシア、シンガポールに拠点を置き、国際交流基金クアラルンプール日本文化センター副所長、劇団ネセサリー・ステージ(シンガポール)運営評議員、シンガポール国立大学英語英文学科演劇学専攻リサーチフェローなどを務める一方、多数の国際共同制作作品に参加。2018年より世田谷パブリックシアター勤務。『TURBA: The Journal for Global Practices in Live Arts Curation』編集委員。東京藝術大学大学院、多摩美術大学非常勤講師。
福井健策(弁護士・ニューヨーク州弁護士 骨董通り法律事務所代表パートナー、一般社団法人EPAD代表理事、緊急事態舞台芸術ネットワーク常任理事)
弁護士(日本・ニューヨーク州)。日本大学芸術学部・神戸大学大学院・iU 客員教授。1991年 東京大学法学部卒。米国コロンビア大学法学修士。現在、骨董通り法律事務所 代表パートナー。『改訂版 著作権とは何か』(集英社新書)、『18歳の著作権入門』(ちくまプリマ―新書)、『エンタテインメント法実務』(編著 弘文堂)ほか。内閣府知財本部・文化庁 各委員、デジタルアーカイブ学会理事などを務める。
http://www.kottolaw.com X(旧Twitter):@fukuikensaku
⽥島佑規(弁護士 骨董通り法律事務所、EPAD権利処理チーフ、緊急事態舞台芸術ネットワーク事務局)
2015年京都大学法科大学院修了。2016年弁護士登録。アート、演劇・ライブイベント、映像、出版、デザイン等の分野における法務サポートを中心的に行う。クリエイティブ業界を対象に無料法律相談窓口等を提供する「デザイナー法務小僧(https://d-kozo.com/)」企画・運営。共著として『エンタテインメント法実務』(弘文堂)・『はじめての演劇』(日本演出者協会)ほか。京都大学大学院・芸術文化観光専門職大学にて非常勤講師を務める。
http://www.kottolaw.com X(旧Twitter):@houjichazuki
松井周 (劇作家・演出家、劇団サンプル主宰)
1972年東京都出身。大学時代に寺山修司や唐十郎のアングラ演劇に影響を受けるが、平田オリザの現代口語演劇との出会いをきっかけに、1996年俳優として劇団青年団に入団。作・演出を手がけるようになり、2007年劇団[サンプル]結成、青年団から独立。近作では、北九州芸術劇場クリエイション・シリーズ『イエ系』(作・演出)、KAATキッズプログラム『さいごの1つ前』(作・演出)など。2011年『自慢の息子』で第55回岸田國士戯曲賞受賞。伊、仏、米、台湾に続き韓国では2020年から3戯曲が翻訳上演されるなど国内外から評価を受けている。またNHKが立上げた脚本開発特化チーム<WDR>のメンバーに選ばれ、連続ドラマ脚本の開発に取り組んでいる。11月に、ハレノワ創造プログラム松井周×菅原直樹『終点 まさゆめ』の公演が控える。
三好佐智子 (有限会社quinada ・一般社団法人EPAD理事)
79年生まれ。早稲田大学卒業後、コンサルティング企業、外資系化学企業広報部で勤務。04年有限会社quinada(きなだ)設立。スロウライダーの制作を経て、07年より松井周(現在まで)、岩井秀人(19年まで)を担当。2011年に松井周がサンプル「自慢の息子」で第55回、2013年に岩井秀人がハイバイ「ある女」で第57回岸田國士戯曲賞を受賞。2020年より劇団た組のマネジメントおよび公演の共催をしている。2016年文化庁新進芸術家育成制度にて韓国短期留学。2023年からEPAD事務局理事。現在は龍谷大学大学院文学部臨床心理学専攻に通学中。
NPO法人 演劇百貨店
1999年に世田谷パブリックシアターで劇作家・演出家の如月小春を中心として行われた中学生を対象としたワークショップがその前身。如月小春の急逝により大学生を中心としたアシスタントたちと現在代表理事を務める柏木陽で後を継ぐようにワークショップを行い、2003年にNPO法人演劇百貨店を設立。子どもたちと一緒に演劇を作る。子どもたちと子どもを取り巻く人たちのための活動を行うことを趣旨として活動している。
柏木陽(NPO法人演劇百貨店代表 )
93年より劇作家演出家の如月小春に師事し、2003年にNPO法人演劇百貨店を設立。代表理事に就任。以後様々な場所で様々な人たちと演劇ワークショップを行う。近年の主な仕事として、療育施設である浜松市根洗学園での滞在制作や練馬区の障害当事者の学び直し事業を行うモアタイム練馬での活動など。世田谷パブリックシアター年間契約ファシリテーター。
都内の高校と中学校で演劇部の外部指導員としても活動。
◇お問い合わせ
運営:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)
TEL:080-8395-6124
E-mail:info@onpam.net
主催:早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
令和6年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業
舞台公演記録のアーカイブ化のためのモデル形成事業[ドーナツ・プロジェクト]
運営:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)