7/25(金)17:00締切|キャパシティビルディング講座2025 受講生募集

2025.7.1

東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」
キャパシティビルディング講座2025

~創造し続けていくために。芸術文化創造活動のための道すじを“磨く”~

芸術文化と社会の関係性を広い視座で捉え、受講生が取り組む課題解決や新たな価値創造、目標達成に必要な思考力やスキルを多面的に磨く連続講座です。
レクチャー、ワークショップ、ディスカッション、面談などを通じて、講師、ファシリテーター/アドバイザー、受講生が対話し、分野横断的なネットワーク構築を支援しながら、受講生自らの事業や企画の実現に向けた場を創出します。
AIの普及や気候変動、国際情勢の混迷等、社会の大きな変容の中で、人間・社会・自然・歴史から立ち上がる表現・創造活動のあり方をどのように眼差し、社会と接続していくのか、新たな実践が期待されています。このような時代の転換期における芸術文化の多様な担い手同士が学びあいながら、知識、スキル、思考力を磨くキャパシティビルディング講座を今年度も開講します。

※公募選考による受講生を対象とした対面の連続講座が基本ですが、一部の講座はアーカイブ動画を公開します。どなたでもご覧いただけます。

応募期間
【2025年6月25日(水)から7月25日(金)17:00まで】

詳細は下記のウェブサイト・チラシデータをご覧ください。
https://artnoto.jp/learning/3982/


開催時期

2025年8月22日(金)~2026年2月6日(金)

募集人数・対象

募集人数
16名程度

対象
芸術文化領域(主に非営利の活動)において5年以上の活動経験のある芸術文化従事者
セルフマネージメントのアーティスト・表現者、制作者、プロデューサー、技術者、キュレーター、コーディネーター、アートマネージャー、芸術団体・アートNPOの職員、芸術文化支援団体のプログラム・オフィサー、行政・企業等の文化担当者、研究者等(分野不問)

講座内容

小川智紀氏若林朋子氏をファシリテーター/アドバイザーに迎え、講座内容に応じたゲスト講師を招き、以下のプログラムを構成します。

1.連続講座:全6回
2.中間ディスカッション:1回
3.課題解決/価値創造戦略レポートの最終発表会:1回
講座を通して得た知見をふまえて、受講生自らの活動の課題解決/価値創造に資する戦略レポート作成に約1カ月の期間に取り組み、発表します。
4.個別相談:1回
レポート作成期間中に受講生の課題や問題意識に応じるファシリテーター/アドバイザーとの個別相談の回を2026年1月22日(木)に設けます。

【第1回】
2025年8月22日(金)16:00〜21:00
共感を呼び、支援を引き出すためのヴィジョン・ミッション活用と非営利組織経営の手法を磨く
講師:広石拓司(エンパブリック代表取締役、ソーシャル・プロジェクト・プロデューサー)
前半(約1時間)
●プログラム・運営チーム紹介、自己紹介プレゼンテーション
●イントロダクション
後半(約4時間)
●ヴィジョン・ミッションを活動の力として活かすには何が大切か考える
●共感を活動力につなげる組織運営・経営の考え方を学ぶ

【第2回】
2025年9月10日(水)17:00〜19:30
ヴィジョン・パーパスの実装・定着
講師:石井裕太(PRコンサルタント)石井健介(ブラインド・コミュニケーター)
●活動の意義や目的の言語化を通じたヴィジョン・パーパスの実装・定着
●ブラインド・コミュニケーションの手法をとり入れた、未来を探求するワークショッププログラム「ビジョン・クエスト」の実践

【第3回|一部アーカイブ動画あり】
2025年9月24日(水)17:00〜19:30
活動の意義を伝える評価軸を磨く
講師:源由理子(明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科 教授)
●評価の考え方、多様な評価の方法論を学ぶ
●芸術文化事業の“社会的価値”を引き出す評価について考える
●評価軸を持つことで組織・活動強化につながる道筋を探る

【第4回】
2025年10月22日(水)17:00〜19:30
関係者参加型の評価をとおして改善・変革していく術を磨く
講師:源由理子(明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科 教授)
●参加型評価ワークショップの実践
●ロジックモデル、セオリーオブチェンジ等のツールを使った議論
●ワークショップを通じ、取組の継続的改善や社会変革につながる評価的思考について学ぶ

【中間ディスカッション】
2025年11月19日(水)17:00〜19:30
ファシリテーター/アドバイザー:小川智紀(認定NPO法人STスポット横浜 理事長、社会福祉士、社会教育士)若林朋子(プロジェクト・コーディネーター/立教大学大学院社会デザイン研究科 特任教授)
●これまでの講義をふまえ、自身の思考の整理、活動の周りのリソースの棚卸し、課題の抽出と解決の糸口をあらためて探る
●ディスカッション等を通して新しい気づき等を共有する

【第5回|一部アーカイブ動画あり】
2025年12月15日(月)17:00〜19:30
実践者との対話:現場のわりきれなさ、言葉にできなさ、とてつもないおもしろさを、 どう表すのか/それらがどう伝わるのか
講師:上田假奈代(詩人・詩業家)
●社会の最先端から眼差し、なにかを実装する
●◯◯のふりをしながら活動する
●事業・活動の継承について考える

【第6回|一部アーカイブ動画あり】
2026年1月7日(水)17:00〜19:30
「文化的な権利」を端緒に芸術文化と社会の相関を捉え直す技を磨く
〜社会における「文化」「芸術」とは?
講師:中村美帆(青山学院大学総合文化政策学部 准教授)
●文化に関わることを「人権」として認めるとはどういうことか、人権の歴史から考える
●誰一人取り残さない/あらゆる人々にとっての芸術文化の意味や、「文化権」という切り口からみた公共文化政策について考察し、芸術文化の可能性について広く考え直す

【個別相談】
2026年1月22日(木)
ファシリテーター/アドバイザー:小川智紀(認定NPO法人STスポット横浜 理事長、社会福祉士、社会教育士)若林朋子(プロジェクト・コーディネーター/立教大学大学院社会デザイン研究科 特任教授)
●受講生の創造活動やその環境にまつわる課題や問題意識に対する取り組み方について、ファシリテーター/アドバイザーとの面談を通して具体的な解決策や立案、そのための工程を探求する

【最終発表会】
2026年2月6日(金)17:00~21:00
課題解決/価値創造戦略レポートの最終発表会
ファシリテーター/アドバイザー:小川智紀(認定NPO法人STスポット横浜 理事長、社会福祉士、社会教育士)若林朋子(プロジェクト・コーディネーター/立教大学大学院社会デザイン研究科 特任教授)
●創造活動における課題解決の具体的な実装方法を提案、相互に思考を共有する

※プログラムは都合により変更になる場合がありますので予めご了承ください。

★一部アーカイブ動画あり
第3、5、6回講座の一部は講座実施後、編集が完了次第アートノト公式YouTubeチャンネルで公開し、どなたでもご覧いただけます(申込み不要)。

これまでの様子

【2018~2023年度】
活動報告書・課題解決/価値創造戦略レポート集:https://artnoto.jp/publications/
【ダイジェスト動画】
・2018年度:[YouTube]
・2019年度:[YouTube]
・2020年度:[YouTube]
・2021年度:[YouTube]
・2022年度:[YouTube]
・2023年度:[YouTube]
・2024年度:[YouTube]
【講座レポートブログ】
https://note.com/artnoto/m/m71c4293ef519

お問合せ

キャパシティビルディング講座運営事務局(特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク)
電話:080-8395-6124(平日10:00~18:00)
E-mail:act-artsacademy@onpam.net
URL:www.onpam.net

主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 
運営:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)