会員提案企画 シンポジウム「いま、アートとアートマネジメントを問う」@東京・青少年オリンピックセンター開催のお知らせ

ON-PAM | 特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク

2015.2.23

3月5日(木)・6日(金)に東京・参宮橋の青少年オリンピックセンターにて、
「いま、アートとアートマネジメントを問う」~新しい創造と公共性を担うリーダーシップ~
と題する2日間のシンポジウム&ワークショップを開催いたします。

今回のシンポジウムでは英国よりスペシャリストを招き、観客の創造プロセスへの参加や観客と作品の新しい関係性に焦点をあて、新しい創造・ビジネスモデルへと導くリーダーシップのあり方を探ります。また、シンポジウムに続く取り組みとして、シンポジウムにて抽出された課題解決に向けたアイディアを、参加者同士でより具体的に発展させるワークショップを開催します。

私もパネリストとファシリテーターとして参加させていただきます。今回扱われるテーマは、ON-PAMの文化政策委員会で議論を重ねてきたことの延長線上にもあり、また新年度の委員会で予定している通年のテーマとも近接しています。私たちが創るべく未来へのヒントや気付きが多く得られる内容を目指します。例えば、クリエイティブ・スコットランドにて実際に行っている「プロデューサー養成」スキームとはどんなものか気になりませんか?

ぜひON-PAM会員のみなさまにもご参加いただきたく、会員提案企画としてご案内させていただきました。
堅いテーマではありますが、なるべく柔らかい思考の場としたいと考えていますので、興味のある方はお気軽にご参加ください。

伊藤達哉


「いま、アートとアートマネジメントを問う」~新しい創造と公共性を担うリーダーシップ~

開催概要:
現在、わが国における経済状況や社会を取り巻く環境は、芸術団体や鑑賞者にとって決して好ましいものとはいえません。2013年に劇場法が成立し、舞台芸術の支援制度についても改善されてはいるものの、舞台芸術をめぐる環境には様々な課題が横たわっています。とりわけ「新たな観客層の開拓・育成」と「芸術団体の経営基盤の強化」については芸術団体にとって喫緊の課題です。

今回のシンポジウムでは英国よりスペシャリストを招き、観客の創造プロセスへの参加や観客と作品の新しい関係性に焦点をあて、新しい創造・ビジネスモデルへと導くリーダーシップのあり方を探ります。また、シンポジウムに続く取り組みとして、シンポジウムにて抽出された課題解決に向けたアイディアを、参加者同士でより具体的に発展させるワークショップを開催します。

日時:2015年3月5日(木)、3月6日(金) 両日とも14:00—19:00(開場13:30)

1日目(3月5日)シンポジウム
「新しいプロデューサー像」ー英国における「カルチュラル・リーダーシップ」という概念と、クリエイティブ・スコットランドにおける「プロデューサー養成」スキームから、いまの日本における新しいプロデューサー像を導きます。

「観客と作品の新しい関係性」ー欧米ではじまっている観客による創造プロセスへの参加の取り組み、または演劇公演の新しい形態とそのビジネスモデルを紹介しながら、それらを日本でいかに展開させることができるか議論していきます。

2日目(3月6日)ワークショップ
パネリストをファシリテーターとして参加者同士のグループワークを行います。前日のシンポジウムでの議論を踏まえ、参加者により提案された「新たな観客層 の開拓・育成」につながるアイディアをもとに、ユニークかつ実行可能な企画へと発展させていくアートマネジメント・ワークショップに挑みます。

会場
青少年オリンピックセンター センター棟
〒151-0052 東京都渋谷区代々木神薗町3番1号 TEL:03-3467-7201

パネリスト:
Ben Walmsley ベン・ウォームスリー
リーズ大学パフォーマンス&文化産業学部講師。観客の関与、戦略的アートマネジメント、アートマーケ ティング、リーダーシップ、文化政策等の教鞭をとるかたわら、イングランド芸術評議会の公演調査、ウエストヨークシャープレイハウスのコンサル タントなどを務める。

Lorna Duguid ローナ・ドゥグィッド
クリエイティブ・スコットランドのポートフォリオ・マネージャー。ツアー、フェスティバル、アートプログラム基金、スコットランド政府EXPOのエディンバラ・フェスティバル基金を担当。また、ブリティッシュ・カウンシル・スコットランドとの共同による国際的なプロジェクトにも従事。

中山夏織 Nakayama Kaori
プロデューサー・翻訳家。1997年、シアタープランニングネットワークを設立。アートマネジメントを教えるかたわら、国際的な演劇プロジェクトや人材育成事業に多数関与。現在、明治大学兼任講師、桐朋学園大学非常勤講師、独立行政法人日本芸術文化振興会プログラムオフィサー(演劇部門)。

伊藤達哉 Ito Tatsuya
2004年に阿佐ヶ谷スパイダース制作部を法人化し有限会社ゴーチ・ブラザーズを設立、代表を務める。 平成25年度文化庁新進芸術家海外研修制度によりロンドンへ80日間の研修。 最近の主なプロデュース作品に、シアターコクーン2013+阿佐ヶ谷スパイダース『あかいくらやみ〜天狗党幻譚〜』、青山円劇カウンシルファイナル『赤鬼』、葛河思潮社
『背信』など。)

言語:日英逐語通訳

参加費:一般 1,000円/学生 500円(シンポジウム、ワークショップ共に)

定員:1日目(3月5日)シンポジウム 60人/2日目(3月6日)ワークショップ 30人

申込方法:
メールアドレス< studio@gorch-brothers.jp >まで、
1. お名前
2. 人数
3. 参加希望日(1日目(3/5)・ 2日目(3/6)
4. ご連絡先
を明記の上、件名を【シンポジウム申込】としてお送りください。確認のメールを返信いたします。なお、先着順にて定員になり次第受付終了とさせていただきます。
※3月2日(月)締切

お問い合わせ:ゴーチ・ブラザーズ(担当:北澤、西川)  03-6809-7125(平日10:00−18:00)

主催:文化庁、ゴーチ・ブラザーズ
協力:舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)

文化庁委託事業「平成26年度文化庁戦略的芸術文化創造推進事業」