Asian Producers’ Platformキャンプ DAY6
2016.7.2
2016年7月1日(金)は、いよいよグループ・リサーチの発表日。各グループは午前中の時間を使い、発表に向けた最後の準備を行いました。
発表は午後2時から7時まで、質疑応答をはさみながら5時間に渡って行われました。(各グループの発表時間は30分。)
各グループのテーマは、発表順に以下の通りです。
グループ1:「地域におけるグローバル化戦略」(リーダー:横山義志)
グループ2:「どのようにして、アートプロジェクトの「報告書」に載らなかった痕跡を記録しうるか?」(リーダー:清水翼)
グループ3:「持続可能な舞台芸術活動〜拠点を持つことの可能性について」(リーダー:植村純子)
グループ4:「公的資金に頼らない、事業運営の持続可能性について考える」(リーダー:西崎萌恵)
グループ5:「2020年以降のアジアの社会と舞台芸術(テクノロジーの革新だけでなく)」(リーダー:西山葉子)
グループに分かれてのリサーチワークは、第1回目の韓国、昨年の台湾キャンプでも行われましたが、今回の日本開催ではより重点的に取り組むことになり、リサーチのための時間を大幅に増やしました。各テーマは日本のキャンプ参加者が事前に提案し、それに基づいてグループ分けを行い、キャンプが始まる前からフェイスブックやメールを通してグループメンバー間でやりとりを行ってきました。その結果、各グループの発表は非常に厚みのあるものとなっており、日本の状況を調べていながらも、より普遍的な問題提起へとつながっていると感じられました。一方で、時間が増え、テーマが大きくなった分、取材したことを消化しきれていない場面も見受けられました。このようなリサーチを通して、制作者がその国で実際に現場に足を運び、人に会うことの重要性を強く感じましたし、今後のAPPの活動の中でも、このようなリサーチはより大きな位置づけになっていくのではないかと思います。
そして最後は居酒屋にてクロージングパーティー。おおいに一週間の労をねぎらい合いました。