会員提案企画「近江演劇祭から地⽅を考える」開催

2019.11.8

11月17日(日)、会員の田中直樹さんによる会員提案企画「近江演劇祭から地⽅を考える」が開催されます。
会員以外の方も参加できる企画です。この機に是非皆様、足をお運びください。

ON-PAM会員提案企画「近江演劇祭から地⽅を考える」

2019年 5⽉、滋賀県内の学⽣らが発起⼈となり、県内9団体、京都府から2団体、⼤阪府から1団体の合計12団体が集まる「近江演劇祭」を滋賀県・⼤津市で開催しました。京都・⼤阪・兵庫等の関⻄圏に⽐べると、滋賀県内での演劇活動は盛んであるとは⾔いがたく、また琵琶湖が中⼼にあるという⽴地上、県下でもエリア(湖東/湖⻄ /湖北/湖南)を越えた交流はあまり積極的には⾏われてこなかったのが事実です。このような状態を払拭するため、同演劇祭では、参加者・来場者が互いに出会い、交流し、⾼め合える場所を作ることを⽬指し、様々な取り組みを行ないました。

同演劇祭を客観的に振り返り、次年度の発展的な実施につなげていくため、また演劇祭の内容紹介を通じて他地域の舞台芸術制作者と意⾒交換・交流する場を作るため、OM-PAM 会員提案企画としてトークセッションを開催します。

会場:守山市中心市街地活性化交流プラザ あまが池プラザ
(滋賀県守山市勝部一丁目13番1号)

日時:2019年11⽉17日(日))18:30~20:30 (10分前より受付開始)
※終了後、会場近隣のお店での交流会あり(希望者のみ)

登壇者
<事例報告>
⽥中直樹(この町企画/近江演劇祭運営委員会)

<ゲスト>
齋藤啓
東京生まれ。2006年、鳥取で鳥の劇場の立ち上げに参加。劇場運営から演劇祭、国際事業まで幅広い制作業務を担当。2017年よりフリーの制作者として活動。2018年3月から約11ヶ月、文化庁新進芸術家海外研修制度でスコットランドに滞在。2020年1月よりロームシアター京都に勤務予定。舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事。鳥取県智頭町在住。

武⽥知也
1983年横浜市生まれ。舞台芸術プロデューサー。「フェスティバル/トーキョー」、「KYOTO EXPERIMENT 」などの国際舞台芸術祭、ロームシアター京都にて「搬入プロジェクト―京都・岡崎計画―」、「CIRCULATION KYOTO」などの制作、プロデュースに携わる。18年4月からはフリーランスとしてロームシアター京都の事業・企画担当、「さいたま国際芸術祭2020」キュレーターなどを務める。 元ON-PAM理事(~16年)。

内容
近江演劇祭の事例紹介をするとともに、県外で舞台芸術祭の実践経験や知識を豊富に持つゲストを招き、以下のようなトピックについて議論を⾏いたい。
○地⽅で演劇祭を開催する意義と、都市圏内との違いについて
○演劇祭が地域の演劇にもたらす影響と住⺠との関係性
○地⽅の演劇が抱える課題(演劇祭を含め)と可能性、未来について

参加費:無料

参加対象:どなたでも(ON-PAM会員以外の方も参加可能です)

予約方法:フォームからお申し込みください(要事前予約)。

アクセス:
中心市街地活性化交流プラザ あまが池プラザ(滋賀県守山市勝部一丁目13番1号)
JR 琵琶湖線 守⼭駅西口から徒歩10分

主催:田中直樹(近江演劇祭運営委員会/この町企画)
協力:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク
後援:この町企画

お問合せ:pupupunohanabi@gmail.com(田中)

近江演劇祭とは
滋賀県の文化芸術、特に「演劇」を軸として滋賀県の住人、または滋賀県にゆかりのある人が芸術に触れることの出来る場を創りあげることを第一の目的として企画された演劇祭。滋賀県は、古くから近隣に文化拠点である京都・大阪をもち、その立地の良さから、全国各地の文化の流出をいち早く得られる場であった。その姿を現代によみがえらせるべく、滋賀県内外から演劇祭への参加団体を募り、地域住民が地元や県外の芸術団体、舞台芸術への関心を深めるだけでなく、参加団体も多様な世代、地域性に触れられる環境、作品を表現できる機会を創造する。
Twitter  @omiengekisai