ON-PAMでは会員の皆様が主体的に企画をされる活動を「会員提案企画」として、広報面でのサポート等を行っております。今年度は試験的に、この「会員提案企画」を実施される方に、僅かながら活動費の補助を新たに実施する運びとなりました。つきましては、その概要や活用方法、皆様にご相談したいことについて、以下のように取りまとめましたので、ご一読ください。
会員提案企画とは?
ON-PAMでは様々なトピックを会員が意見交換する場として、主催事業としての委員会を設けていますが、一方で会員は日本国内外の様々な場所を活動拠点としており、またその仕事の分野も多岐にわたります。1年間に委員会を実施できる回数・場所は限られているため、会員が関心を持つ活動に主体的に参加できる機会を委員会の他にも設けたいと考えています。このため、ON-PAMでは設立年度より、会員が自主的に企画を提案・実施するための「会員提案企画」の枠組みを作ってきました。本年度は委員会等との連携を図りつつ、この「会員提案企画」をより活用しやすく整理いたしました。
概要
会員提案企画は、以下の2種類に分け、それぞれに対応したサポートを実施します。
①会員個人が実施する企画
②会員が所属する組織等による企画
①会員個人が実施する企画
A.広報の協力…ON-PAMのwebサイトに情報を掲載し、twitter、Facebookページでの拡散をいたします。
B.企画のサポート…会員から希望があれば、企画前のアイディアに対してのアドバイスをいたします。例えば会場・共同企画者・運営補助人員等が必要な場合には、適当と思われる場所や人物を紹介するなど、ネットワークの特性を活かし、できる限りサポートしたいと考えます。
C.活動費の補助…1企画に対し、原則として1万円を上限に活動費を補助いたします。
※活動費は、会場費・交通費・ゲスト謝金等の必要経費の補填を想定し、飲み会等の開催を目的 とした活動は原則として対象外となります。
※予算の都合から、2017年度の活動費補助は5企画を上限といたします。申請順に逐次内容を審査し、支給の可否を決定いたします。
※原則として活動費の支給は活動終了後といたします。
②会員が所属する組織等による企画
広報の協力…ON-PAMのwebサイトに情報を掲載し、twitter、Facebookページでの拡散をいたします。
申し込みの方法
メール、もしくは申請フォームより、以下の内容を事務局にご連絡ください。
・主催者(会員自身、あるいは会員が所属する組織等)
・企画概要(開催目的、会場、日時、登壇者、参加者、参加費等)
・(会員個人が実施する企画の場合)活動費希望の有無(希望する場合には、活動費で補いたい主な支出項目と見込み金額をお知らせください)
※より詳細な情報が必要な場合は、企画書・予算書等、企画内容が分かる資料のご提出をお願いすることがございます。
クレジット表記について
原則として以下の表記をお願いします。
協力:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク
※ただし個別のやむをえない事情により、「協力」以外の名義使用を希望する場合、事務局にその旨をご相談ください。
会員の皆様へのお願い
・会場のご提供
会員提案企画として具体的になる前段階で、「こういったことに興味があるんだけれど…」という相談を受けることもしばしばあるのですが、スペースの確保がネックとなっています。もしご自身やお知り合いの方がスペースをお持ちで、ON-PAMの会員提案企画でのスペースのご提供や減免についてご相談が可能でしたら、情報をご提供頂ければ大変有り難く思います。
・企画前の相談
具体的な企画には至っていない手前の段階でも、やりたいと考えられているアイディアがございましたら、事務局 info@onpam.netまでお気軽にご相談いただければと思います。内容によっては、他に共通したアイディアをお持ちの方をご紹介したり、上述のスペースの確保等、ご協力出来るかと思います。
・会員提案企画の推進メンバーの募集
現在、藤原が担当していますが、このような会員提案企画の推進を共にしていただける方も同時に募集いたします。役割はご相談しながら考えていければと思いますが、特に上述の「企画前の相談」など、会員提案企画をそれぞれの会員が自発的、積極的に進めていける後押しをしていただけると嬉しく存じます。
活動費の補助など、今年度から始める試みもございますが、まずは緩やかな制度としてスタートした上で、より使いやすい制度としてブラッシュアップしていきたいと考えております。分野や活動場所が異なる舞台芸術制作者が多様なトピック・意見を持ち込んで話し合うことにより、互いの見識を深めていき、同時にネットワークを作っていくこと。これこそがON-PAMのネットワークとしての意義・魅力ではないでしょうか。ぜひこの会員提案企画を通じて改めて、会員の皆様がON-PAMというネットワークを活用して交流し、話し合う機会を作っていただきたいと考えております。