2018年度総会および関連イベントの開催

2018.1.24

2018年度会員総会と関連イベントを以下の日程で開催いたします。
皆様のご参加お待ちしております。

また、総会にご参加いただけない会員の皆さまは、後日送付予定の委任状を、必ず事務局までお送りくださいますよう重ねてご協力お願いいたします。

その他、報告会、シンポジウムには会員でなくてもご参加いただけるイベントですので、

など、ぜひこの機会にご来場くださいませ。


2月15日(木)

◎12:30 – 14:20 【シンポジウム1】「アジアのアーツカウンシルを知る」
◎14:40 – 16:30 【シンポジウム2】「これからの文化政策を知る・話す・考える~新・文化庁元年を迎えるにあたって~」
BankART Studio NYK 2B Gallery (〒231-0002 横浜市中区海岸通3-9)
参加料 各500円(ON-PAM会員、TPAM参加登録者は無料)

◎20:30 【懇親会】
BankART Cafe  (〒231-0002 横浜市中区海岸通3-9)


2月16日(金)

◎11:00 – 13:00 【報告会】
◎14:00 – 16:00 【平成30年度定期総会】
BankART Studio NYK, Library (〒231-0002 横浜市中区海岸通3-9)


シンポジウム詳細
シンポジウム1「アジアのアーツカウンシルを知る」
アジア域内における舞台芸術の交流には、各地のアーツカウンシルの活動や支援が重要な役割を果たしています。これまで日本でのアーツカウンシルに関する議論では、欧州やオーストラリアの事例が多く参照されてきましたが、今回はアジアからゲストを招き、特に舞台芸術制作者の専門性についての認知、各機関のミッションに基づいた助成システムや事業について、アーツカウンシル同士の協働の可能性など、各地域の文脈と合わせながら紹介していただきます。

登壇者:
エミリア・ヨンギョン・イ(Korea Arts Management Service チーム・マネージャー)
セリーン・リム(副ディレクター、戦略的計画・国際関係担当、ナショナル・アーツ・カウンシル)
ベティ・マク(香港芸術発展局 プランニング・文化交流ディレクター)

モデレータ―:
新田幸生(インディペンデント・プロデューサー)

エミリア・ヨンギョン・イ(Korea Arts Management Service チーム・マネージャー)
中国語と中国文学を学び、韓国の児童演劇を主導する組織/ネットワークであるASSITEJ Koreaで舞台芸術のキャリアを積み始め、Korea Arts Management Serviceで2014年から活動。ソウル舞台芸術見本市(PAMS)のショーケースプログラムを3年間担当した。今年から舞台芸術プランニングチームと共に、PAMSと連携してソウル舞台芸術祭(SPAF)のプログラミングにも関わる。

セリーン・リム(副ディレクター、戦略的計画・国際関係担当、ナショナル・アーツ・カウンシル)
シンガポールの芸術を支援しているナショナル・アーツ・カウンシル(NAC)の戦略的計画・国際関係責任者。シンガポールの芸術のエコシステムを発展させるための強靭な芸術文化政策を構築するチームを指揮し、NAC内部のプロセスを強化するため組織開発、パフォーマンス・マネジメント(人事評価)を担当している。また、シンガポールの芸術のグローバルな文脈での最善の位置づけを、国際交流、コラボレーション、マーケット開発、ショーケースを通して探求している。

ベティ・マク(香港芸術発展局 プランニング・文化交流ディレクター)
香港芸術発展局(Hong Kong Arts Development Council、HKADC)のプランニング・文化交流ディレクターとして、リサーチ、文化交流、アートスペース開発、アーツ・アドミニストレーターの人材育成に取り組む。ヴェネチア・ビエンナーレ(アート/建築、2001〜2016)やリバプール・ビエンナーレ(2012)への香港からの出展、International Arts Leadership Roundtable、Hong Kong Annual Arts Survey、Arts Development Award、Arts Education Expo、中国大陸や海外への芸術関係者派遣事業などを担当している。

新田幸生(インディペンデント・プロデューサー)
日本生まれ台湾育ちのプロデューサー。国立台北芸術大学大学院アートマネジメント修士課程卒業。フリーの舞台制作者として、演劇とダンスの舞台制作やフェスティバルの制作に関わり、台北を中心に日本やアジアとの国際交流を深めるプロジェクトを数多く手がける。現在は台湾のShakespeare’s Wild Sisters Group、Huang Yi Studio+などのプロデューサー、台北芸術祭、台北フリンジ、台北子供芸術祭の広報担当、TPAM – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜でグループ・ミーティングなどの担当を務めている。

シンポジウム2「これからの文化政策を知る・話す・考える~新・文化庁元年を迎えるにあたって~」

文化庁は、文化芸術に関する施策を推進するため、2018年度内に組織改革を行い、分野別の縦割型から目的に対応した組織編成にするほか、機能の拡充を図るとされています。ON-PAMでは、「文化芸術基本法」および「文化芸術推進基本計画」について知る勉強会を重ね、各会員をはじめとした現場の声から作成した要望書を、2017年11月文化庁文化審議会へ提出しました。本会では、文化政策と舞台芸術の現場を近づけて考える機会として、文化庁からゲストを招き、「新・文化庁」についての講演を実施します。質疑応答あり。
スピーカー:髙田行紀(文化庁長官官房政策課 企画調整官)

髙田行紀(文化庁長官官房政策課 企画調整官)
1997年文部省入省。2007年高知県教育委員会教育政策課長。2009年文化庁政策課課長補佐。2013年在ブラジル日本国大使館一等書記官(広報文化担当)。2016年10月文部科学省スポーツ・文化・ワールド・フォーラム準備室、2017年2月より現職。文化プログラム担当室長、文化広報・地域連携室長、文化ボランティア専門官併任。