ドーナツ・プロジェクト連続講座(全12回)受講者募集のお知らせ

2022.7.20

舞台芸術のアーカイブを知る・つくる・かんがえる

演劇やダンスなど舞台芸術は幕が下りた瞬間に消えてなくなってしまいます。そのため早稲田大学演劇博物館では、舞台芸術のアーカイブを「ドーナツ」と呼んできました。舞台上で繰り広げられた演劇やダンスやパフォーマンスは、まさにドーナツホールであり、中心でありながら、それ自体を保存することはできません。しかし公演映像、戯曲、ポスターやフライヤー、チケット、衣装、舞台装置図、舞台写真、劇評など、その舞台に関連する資料をできる限り多く収集することで厚みのあるドーナツを形成することができます。
個々のドーナツは、貴重な記録として未来に継承されるだけではなく、新たな活用の道を開拓することで生の舞台とは別の価値や利益を生み出す財産となり、さらに、時と場所を越えて、人類の共有財産とすることも可能になるのです。
そうした、個々の劇団や劇場で舞台公演記録のアーカイブ化と利活用を担うアートマネジメント人材の育成を目的とする連続講座を開催いたします。
舞台芸術は、もはや幕が下りた瞬間に終わってしまうものではなく、その瞬間に新たな幕が開くものになりつつあります。その担い手を育成するのが本講座の目的です。

「ドーナツ・プロジェクト」の詳細はこちらから↓
ドーナツ・プロジェクトとは? – サイトトップ (waseda.jp)


対象
・演劇、舞踊、伝統芸能などの舞台芸術に携わっている方
(アーティスト、制作者、劇団・公演団体・劇場スタッフなど)
・大学で舞台芸術や映像、アートマネジメントを学ぶ/学んだ学生
・舞台芸術の研究者、各種文化施設の学芸員、キュレーター、アーキビスト等
・アーカイブって何?、どうやって記録を残していけばいいの?、著作権って何?と思う方 など
講座日程
2022年8月4日(木)、29日(月)、30日(火)、9月8日(木)
会場
早稲田大学 早稲田キャンパス(東京都新宿区西早稲田1丁目6‐1)
キャンパスマップ

定員
会場での受講:20名(講座10回・ワークショップ2回+アーカイブ動画視聴)
※お申込み多数の場合は抽選とさせていただきます
(7月26日(火)受講者確定通知予定)
アーカイブ動画での受講50名 ※先着順(ワークショップ2回分を除く、各講座終了後配信)
※ご好評につき、 アーカイブ受講の定員を増枠いたしました。(7/25)

アーカイブ視聴方法
お申し込み時にご入力いただくアドレス宛に、メールで動画視聴リンクを送付いたします。
※アーカイブ動画は、各講座終了から2〜3週間後に公開いたします。
※アーカイブ動画は日本語字幕付きで配信いたします。
視聴期間:動画公開後から2023年2月28日(火)17:00まで

受講料
会場での受講:6,000円(税込)
アーカイブ動画での受講(ワークショップ2回分を除く):5,000円(税込)
※会場での受講に申し込まれる方は、受講者確定通知後に受講料をお支払いいただきます。
※受講キャンセル、ならびにお支払いいただいた受講料の返金はお受けかねますので、ご了承ください。

募集期間
会場での受講:2022年7月6日(水)12:00〜7月24日(日)17:00
アーカイブ動画での受講:2022年7月6日(水)12:00〜2023年2月17日(金)23:59

申込方法
会場での受講:申し込みフォーム
アーカイブ動画での受講:申し込みフォーム

その他
・会場で受講いただく方には、10回の講座が終わった時点で課題をお出しします。その課題をもとにワークショップを進めます。
・すべての講座とワークショップを会場で受講した方に本講座の修了証を授与します。
・全受講生に講座内容をまとめた「ドーナツ・プロジェクトBOOK(仮)」を配布します。(2023年3月予定)

お問い合わせ
運営:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)


講座詳細

8月4日(木)〈理論編:舞台芸術アーカイブとは〉
第1回:13:00~14:15「アーカイブについての基礎知識と事例」
講師:岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館館長)中西智範(早稲田大学演劇博物館)、松谷はるな(公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京)

第2回:14:30~15:45「舞台芸術とアーカイブ―演劇にとって記憶とは何か?」
講師:吉見俊哉(東京大学大学院情報学環教授)
※終了後、20分程度の懇談会を予定しています。

8月29日(月)〈技術編➀:舞台芸術アーカイブの実際〉
第3回:10:00~11:15「日本の舞台芸術アーカイブ構築の方向性について」
講師:高萩宏(世田谷パブリックシアター館長)

第4回:11:30~12:45「のこしたものの利活用について、事例を踏まえて解説」
講師:三好佐智子(EPAD事務局)

8月29日(月)〈技術編➁:デジタルデータの適切な保存と管理〉
第5回:14:00~15:15「アナログ媒体の映像資料(VHS等)のデジタル化と、デジタルデータの適切な保存方法について」
講師:山下郁美(株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス)

第6回:15:30~16:45「公演情報をどのように残すかーアーカイブを想定した整理や管理の方法などについてJDTA等を例に実践的に解説」
講師:中西智範(早稲田大学演劇博物館)

8月30日(火)〈技術編③:著作権と契約〉
第7・8回:10:00~11:15/11:30~12:45
「著作権処理についてーオンライン配信等、利活用を見越した公演の企画や過去の公演映像の保存・公開に必要な著作権処理について解説する」
講師:福井健策(弁護士・ニューヨーク州弁護士 骨董通り法律事務所代表パートナー、EPAD実行委員、緊急事態舞台芸術ネットワーク常任理事)

第9・10回:14:00~15:15/15:30~16:45
「契約処理についてー著作権をはじめとした権利処理を行う上で必要な契約処理について具体的・実践的に解説する」
講師:田島佑規(弁護士 骨董通り法律事務所、EPAD権利処理チーフ、緊急事態舞台芸術ネットワーク事務局)

9月8日(木)〈ワークショップ〉
第11・12回:13:00~15:45(途中休憩あり)
それぞれの受講生が考える舞台芸術アーカイブのあり方について

アドバイザー(予定):高萩宏(世田谷パブリックシアター館長)、吉見俊哉(東京大学大学院情報学環教授)、米屋尚子(EPAD事務局)、岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館館長)、中西智範(早稲田大学演劇博物館)、松谷はるな(公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京)

講師プロフィール等、その他の詳細はこちらから↓
講座を受講する – サイトトップ (waseda.jp)


主催:早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
令和4年文化庁「大学における文化芸術推進事業」舞台公演記録のアーカイブ化のためのモデル形成事業
運営:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)