Next Producers Meeting in 京都 開催

2022.10.8

次世代アートマネージャーの“ネットワークづくり”に向けた
Next Producers Meeting in 京都 開催

舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)では、2022年度、次世代アートマネージャーの環境整備にアプローチするため「Next Producers Meeting」を日本各地で実施します。

ON-PAMは2013年の発足以来、日々更新される情報やアイディアを交換、共有し、舞台芸術制作者のネットワークとして各々の活動の展開につなげる場を形成してきました。舞台芸術をとりまく状況が日々変化する中、アートマネージャーの果たす役割も変容を続けています。その中で、次世代のための環境整備も現役のアートマネージャーの果たすべき重要な責務と改めて認識し、ON-PAMでは次世代のアートマネージャーのための環境整備のためのワーキンググループを発足しました。ON-PAMの発足10年目となる2023年に向けて、以下の3つを念頭に、これまでのあり方にとらわれない次世代アートマネージャーのためのネットワーク構築を検討して参ります。

本企画では、次世代のためのネットワーク構築について様々な角度から検証し、各地域で活躍するアートマネージャーの生の声を聞きながら、
これまでのあり方にとらわれない新たな可能性を参加者全員で探っていきます。
この機会が次世代アートマネージャーの環境整備の展開に寄与するとともに、様々な人材がお互いの考えを有機的に交換する中で生まれる化学反応と出会いが、まだ見ぬ新しいネットワーク構築の“種”として日本の舞台芸術業界に波及していくことを目指します。

開催概要

■「Next Producers Meeting in 京都

日程:2022年10月18日(火)19:00
会場:ロームシアター京都 ノースホール
ゲストスピーカー:
ジュリエット・礼子・ナップ(KYOTO EXPERIMENT共同ディレクター)
吉岡ちひろ(劇団なかゆび 制作者)
司会:
渡邉裕史(ソノノチ)
コーディネーター:
坂本もも(ロロ、範宙遊泳/演劇制作、プロデューサー、ON-PAM理事)
谷陽歩(合同会社syuz’gen、NPO法人Explat/アートマネジャー、ON-PAM理事)
参加料:無料・要事前申込(定員50名) ※先着順
申込〆切:10月17日(月)23:59
詳細・お申込み:こちら
※Next Producers Meeting in 京都は、ステージ インキュベーション キョウト 舞台芸術プロデュース講座の連携企画として開催いたします。

実施内容
・アンケート報告
次世代のアートマネージャーのための環境整備に関するアンケート調査のご報告をします。

・トークセッション 
ゲストスピーカーを招き、登壇者の活動・問題意識・キャリア構築のシェアをもとに、次世代にむけたネットワーク構築・環境整備についてのトークを実施します。

・ゲストスピーカー:
ジュリエット・礼子・ナップ(KYOTO EXPERIMENT共同ディレクター)
吉岡ちひろ(劇団なかゆび 制作者)

・ラウンドテーブル 
会場のみなさんから登壇者への質疑応答や、ご自身の経験のシェアなどをいただく時間を想定しております。是非積極的にご参加ください。

スタッフ
コーディネーター:坂本もも(ロロ、範宙遊泳/演劇制作、プロデューサー、ON-PAM理事)、
谷陽歩(合同会社syuz’gen、NPO法人Explat/アートマネジャー、ON-PAM理事)
アドバイザー:塚口麻里子(ON-PAM理事長) ほか

共催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、KYOTO EXPERIMENT、NPO法人京都舞台芸術協会、京都市、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会/文化庁 統括団体によるアートキャラバン事業(コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業)「JAPAN LIVE YELL project」
企画制作・主催:特定非営利活動法人 舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)


ゲストスピーカープロフィール<京都>

吉岡ちひろ(よしおか・ちひろ)
劇団なかゆび 制作
1997年1月、京都市生まれ。京都学生演劇祭2015実行委員会への参加をきっかけに、制作・当日運営としての活動を始める。第3回全国学生演劇祭(2018年2月 於・ロームシアター京都 ノースホール)では実行委員長を務めた。2018年には劇団なかゆびに加入。現在は会社員として一般企業で働く傍ら、関西を中心に様々なカンパニーの制作・広報を担当している。

ジュリエット・礼子・ナップ

ジュリエット・礼子・ナップ(じゅりえっと・れいこ・なっぷ)
KYOTO EXPERIMENT共同ディレクター
福岡生まれ。オックスフォード大学英語英文学科卒業。2015ー2017年Ryoji Ikeda Studio Kyotoでコミュニケーションマネージャー、音楽及びパフォーマンスのプロジェクトマネジャー。2017年よりKYOTO EXPERIMENTに広報として参加し、2020年より共同ディレクター。

司会プロフィール

渡邉裕史(わたなべ・ひろし)
ソノノチ 制作・ワークショップデザイナー・俳優
1988年、京都市生まれ。大学4年時に演劇と社会のつながりに興味を持ち、卒業後、舞台芸術の支援やワークショップを行うNPOへの所属がきっかけで、舞台制作や企画運営業務を経験。2016年からソノノチの制作となり運営と公演制作を担当。また、関西を中心に公演制作やフェスティバル運営スタッフのほか、保育園から大学・一般向けワークショップのファシリテーターやコーディネーターとして、演劇を含めた「アート」を社会や教育に活かす活動を行なっている。
photo:脇田友


コーディネータープロフィール

坂本もも(さかもと・もも)(ON-PAM理事)
ロロ/範宙遊泳プロデューサー・合同会社範宙遊泳代表・多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科非常勤講師・ON-PAM理事
1988年東京都生まれ。日本大学藝術学部演劇学科在学中より、学生演劇で演出助手をしながら、外部公演や商業演劇の制作部・演出部を経験。2009年よりロロ、2011年より範宙遊泳に加入し、劇団運営とすべての公演制作を務める。2017年に娘を出産し、育児と演劇の両立を模索中。

Photo:三浦雨林

谷陽歩(たに・あきほ)(ON-PAM理事)
合同会社syuz’gen 所属・NPO法人Explat副理事長・隣屋 制作
1994年、神奈川県秦野市生まれ。神奈川総合高校個性化コース在学中より舞台芸術を学ぶ。大学在学中は舞台制作として活動する傍ら、にしすがも創造舎の管理スタッフとして働く中で文化芸術と人がつながる場の設計に興味をもつ。未知との結節点としての文化芸術を生み出すアートマネージャーを目指し、syuz’gen 入社。現在まで、フェスティバルの事務局運営やボランティアプログラム、人材育成事業等のコーディネートを担当。