会員提案企画 制作塾オープンサロン「事例紹介と実践で知る、対話型ワークショップの可能性」
2014.7.29
Nextでは8月25、26日に、制作塾オープンサロン『事例紹介と実践で知る、対話型ワークショップの可能性』を開催いたします。今回のサロンでは、SPACが実施している「静岡から社会と芸術を考える合宿ワークショップ」という事業のことを紹介したいと思っています。以前地域協働委員会がwebで掲載している「地域のシテン」で紹介するために取材をしたのですが、観客が作品鑑賞の体験を深めるWSや、立場の違う参加者たちが関心を持っているテーマについて深く対話するためのWSなど、ON-PAMメンバーの皆さんの活動や、ON-PAMが行っている委員会などの活動でも活かせる内容に富んでおり、webだけではなくファシリテーターの方たちから直接聞く機会を作りたいと思い、企画いたしました。(ちなみに取材の内容はwebサイトに後日アップ予定です!)
25日の夜にはこの事例を扱うトークサロンを行い、26日には実際に集団で対話する場作りを体験するWSを開催いたします。もちろん、どちらかだけの参加でも大丈夫です!皆様ご多忙とは存じますが、ぜひこの機会に足をお運びくださいますよう、お願い申し上げます。
第5回 制作塾オープンサロン 「事例紹介と実践で知る、対話型ワークショップの可能性」
2012、13年の2回にわたって静岡県舞台芸術センター<SPAC>で開催された「静岡から社会と芸術を考える合宿ワークショップ」は、様々なキャリアを持つ人たちが全国から集まり、観劇やWSを通じて学びを深めていく、画期的な企画でした。その中では、観劇した体験を参加者同士で話し合って気づきを深めていく「ワールド・カフェ」や、参加者たちから出てきたテーマが一堂に会し、テーブルごとに様々な対話が生まれる「オープン・スペース・テクノロジー」など、「ホールシステム・アプローチ」と呼ばれる一連の魅力的な手法が用いられています。このトークではプログラムを作ったファシリテーターの方たちのうち2人をお招きし、これらのプログラムの可能性について、語っていただきます。
事例紹介編 トーク「劇場からはじまる「対話」の作り方」
静岡県舞台芸術センター<SPAC>で開催された「静岡から社会と芸術を考える合宿ワークショップ」は、様々なキャリアの人々が全国から集まり、観劇やWSを通じて学びを深める、画期的な企画でした。このプログラムを作ったファシリテーターのお二人を招き、このプログラムの可能性について語っていただきます。
※2012年に開催された「静岡から社会と芸術を考える合宿WS」のレポートは、こちらから読むことができます。
日時:8/25(月)19:00-21:30
ゲスト:平松隆之(劇団うりんこ)、白川陽一(Keramago Works)
参加費:1,000円(税込)
体験編 ワークショップ「ファシリテーション事始め—想像から創造へ 集団の課題を対話で解決する—」
巷では強いリーダーという言葉がよく叫ばれる今日ですが、私たちがいま強いリーダーよりも大切にするべきなのは、ファシリテーターの存在ではないでしょうか?創造性豊かな集団であろうとするならば、場を取り持つファシリテーターと参加するプレーヤーの関わりによって物事が有機的に進むことこそが、本来あるべき姿だと考えます。そしてそのために大切なのは、相手の言葉に耳を傾け、適切な応えを投げかける「聞く力」です。今回はペアーインタビューやブレーンストーミング、ファシリテーショングラフィックなどの手法を用いて、組織運営や人材育成、会議などに役立つ<参加体験型>の場づくりを一緒に学ぶ場を設けます。一つ一つの積み重ねがダイナミックに動き出す様を、是非体験してください。みなさんの今後の活動に活かしていただければと思います。
日時:8/26(火)11:00-18:00
ファシリテーター:平松隆之(劇団うりんこ)
参加費:3,000円(税込・25日のトークに参加された方は500円引き)
会場(共通)
Nextミーティングルーム(東京都江東区亀戸7-43-5 小林ビル2F)
・JR線・東武線「亀戸駅」東口より徒歩7分
・都営新宿線「大島駅」より徒歩12分
ゲストプロフィール
平松隆之(ひらまつ・たかゆき)
劇団うりんこ/うりんこ劇場制作部長。子ども、地域、演劇に関する様々な活動を行う。2005年、劇団うりんこ入団。09年、大阪大学第1期ワークショップデザイナー育成プログラム履修。NPO芸術の広場ももなも理事・SPAC静岡から社会と芸術について考える合宿WSファシリテーター・せんだい短編戯曲賞審査員。主なプロデュース作品、10-12年「お伽草紙/戯曲」(戯曲=永山智行・演出=三浦基)、11-12年「クリスマストイボックス」(作・演出=吉田小夏)、14年「妥協点P」(作・演出=柴幸男・舞台美術=杉原邦生)など。
白川陽一(しらかわ・よういち)
対話と学びの場のファシリテーター。Keramago Works(ケラマーゴ・ワークス)の屋号で、ワークショップの企画、計画、運営とそのお手伝い、司会・進行(ファシリテーター)、その他教育活動を仕事にし、自らのリソースを使った人助けやコミュニティデザインをナリワイとする日々を送っている。
主催・お問い合わせ:有限会社ネビュラエクストラサポート(担当 藤原・斉木)
TEL:03-5628-1325 / E-mail:Next@next-nevula.co.jp
協力:舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)