ON-PAM アジア会議 in シンガポール 2日目

2017.9.7

2017年9月4日(月)

センター42に朝9時半集合。参加者約20人*が車座になって自己紹介。今回の会議の主会場となっているセンター42について、Ma Yanlingさんから話を聞く。今回の会議に関して、会場提供だけでなく、プログラムの告知などにも協力してもらっている。続いて、ON-PAM事務局長の塚口さんから今後のスケジュールの確認。国際交流基金アジア・センターやプロ・ヘルヴェチア(スイス)がオーガナイズしているネットワークミーティングも同時に開催されているので、その参加者とも交流の機会があるという。また、ON-PAMの国際交流関係の実績や今後の展開についても意見交換する。

*今回の会議参加者は計24人。国別(居住国)では、インドネシア2人、日本12人、韓国1人、マカオ1人、マレーシア2人、シンガポール1人、台湾1人、タイ4人。

午後1時からオープンプログラム「Case presentation on some of the things happening in Japanese performing arts」(日本の舞台芸術で起きているいくつかの事例)。一般の参加者を含め、約60人が集まった。このオープンプログラムでは、日本の舞台芸術で起こっていることを網羅して紹介することは不可能だということを前提に、ON-PAMの成り立ちや活動にも深く反映されている多様な状況を紹介できればと考え、4つの異なる事例紹介を行った。

まずは、ON-PAM事務局長の塚口さんからON-PAMについての紹介。その後、以下の事例紹介を行い、各発表の後に会場からの質問を受けた。

事例1「Residency and international collaboration at Kinosaki International Arts Center」(城崎国際アートセンターにおけるレジデンス・プログラムと国際共同事業):
吉田雄一郎さん

事例2「Performing arts in Okinawa」(沖縄の舞台芸術):野村政之さん

事例3「Aging society and theatre」(高齢化社会と演劇):菅原直樹さん

事例4「TPAM’s role as an international platform and its future」(国際的なプラットフォームとしてのTPAMの役割とこれから):丸岡ひろみさん

最後に、ON-PAMも関わっているAPP(アジアン・プロデューサーズ・プラットフォーム)について、今回の会議にも参加しているTan E-Janさん(マレーシア)が紹介を行った。

この日のオープンプログラムについては、決して早い段階から告知を行っていたとはいえないが、地元シンガポールのアーティストやプロデューサ、関係者が多く集まり、手応えを感じることができた。夜は、各自でシンガポール国際芸術祭(SIFA)のトークや上演作品(チリのマヌエル・インファンテによる「Vegetate State」)を観劇した。