APPキャンプ in 香港・マカオ・広州 レポート 7日目
2020.9.8
2019年11月23日
午前中、マカオ現代芸術センター「海事工房2号」(澳門當代藝術中心‧海事工房2號/The Navy Yard No.1 – Contemporary Art Center)で、再び「APPの未来」をめぐるディスカッション。
実際に集まって行うローカルリサーチ以外に、どのようなかたちで活動を継続していくかを話し合う。私はその後帰国の途に。
午後、マカオ文化センターでパブリック・フォーラム。
翌日、APPキャンプ評価アンケートののち、解散。
今回は、とにかくこの時期に香港に行けた、というのが大きかった。中国への返還後、開発が進み、香港のAPPメンバーやシンガポール出身のロー・キーホンなど、多くの有能な友人が西九龍文化区で働くようになっていた。今年ようやく劇場がオープンしたが、それとほぼ同時に大規模なデモがはじまった。日本のAPPキャンパーが参加するかしないかは各自の選択としたが、結局全員予定通り参加したのは、この状況のなかでも「今の香港・マカオ・広州を見てほしい」と言ってくれた友人たちがそこにいる、ということが大きかった。毎日変わる状況にあわせ、夜遅くまで議論して、安全を確保できてかつ意味のあるリサーチを準備してくれた彼らのおかげで、中国本土における舞台芸術の可能性と困難とをひしひしと体感することができた。忘れられない一週間になるだろう。
海事工房2号
帰路1
帰路2
執筆:横山義志