ON-PAM REPORT 2013 発行
2014.2.11
ON-PAMでは昨年度より開始したこの活動の公共的な役割を意識し、昨年の活動をまとめた記録集「ON-PAM REPORT 2013」を刊行することにしました。ON-PAM初年度、当初の想定よりも多くの入会者を得てスタートすることとなりました。また委員会活動ではいくつもの重要な論点な議論に上り、こうした活動の意義を改めて認識することになりました。この蓄積は、ON-PAMの今後の活動の礎となるものでもあり、また、社会と接する舞台芸術制作者、関係する様々な立場の人々にとって指針を与えるものでもあります。
委員会活動等に参加できなかった会員、そしてまだ会員ではない関係者とも広く共有して、今年度以降に進んでいきたいと思います。加えて、実績を内部に蓄えていくだけでなく、公開していくその態度において、ON-PAMの社会性・公共性を体現していきたいと考えています。来週開催の総会の前に、内容の一部をWebに先行してアーカイブ(公開)し、3月以降、2013年度の会員の方には冊子の形で配布します。また在庫の許す限り、冊子の販売も行っていく予定です。
ON-PAM REPORT 2013 内容(敬称略)
設立経緯
・「孤独と連帯ー『舞台芸術制作者オープンネットワーク』 発足に寄せて」橋本裕介(セゾン文化財団view point 63号を転載)
2013年度活動記録
・委員会等活動実績
文化政策委員会
・6/4「文化政策の理念とは」(鈴木忠志[演出家・劇団SCOT])
・9/3「理想と現実のはざま ~日本版アーツカウンシルの動向から考える文化行政の未来~」
(酒井誠[芸術文化振興基金]、石綿祐子[アーツカウンシル東京]・佐藤千晴[大阪アーツカウンシル]・杉浦幹男[沖縄県文化振興会])
・12/4「公共・劇場について考える 〜劇場法制定を受けて」
(市村作知雄[東京芸術大学准教授、F/T実行委員長]、佐藤信[座・高円寺 芸術監督]、シュテファニー・カープ[ウィーン芸術週間・演劇部門 前・ディレクター]、マティアス・ピース[ムーザントゥルム芸術監督])
国際交流委員会
・6/3国際舞台芸術フェスティバルについて
(相馬千秋[フェスティバル/トーキョー]、橋本裕介[KYOTO EXPERIMENT]、下山久[キジムナーフェスタ])
地域協働委員会
・〈報告〉8/23,24「地域とは」@仙台
・〈報告〉11/17,18 「廃校活用」@鳥取
シンポジウムⅡ
・10/14「表現の自由をめぐって」
(斉藤貴弘(「Let’s DANCE署名推進委員会」共同代表、弁護士[斉藤法律事務所])、原智治(京都市 文化市民局 文化芸術都市推進室 文化芸術企画課)、吉岡洋(京都大学文学部・文学研究科教授[美学芸術学])、丸岡ひろみ、橋本裕介)
風営法改正の取り組みから考える 〈表現の自由〉
「表現の自由」の公共性について
※300部程度印刷し2013年会員に配布。希望者に販売予定
※PDFをON-PAMホームページにアーカイブします。
※文化政策委員会、国際交流委員会の記事について、総会前から先行アーカイブの方向で調整中です。